House SZ

    proposal

    主要用途 / 住宅

    階数 / 地上2階+ロフト

    建築面積 / 101.560㎡

    延床面積 / 145.260㎡

敷地の北東から南側にかけては、数百メートル先に自然豊かな眺望が期待できる。南東側の前面道路を挟むと高さ3mの塀があり、敷地三方が道路・通路に面している。これらの状況から、プライバシーを確保し易いようメインの住居空間を2階に設けた。要求されている室に対して敷地の広さは十分であるが、要求されている屋外施設(2台分の駐車場+自転車・バイク置き場)を考慮すると建物のボリュームはコンパクトにかつシンプルに収める必要がある。北東から南にかけて広がる緑豊かな眺望に対してはなるべく開口を大きく設けたい。しかし北東側と南東側は道路に面し、かつ南東側には墓地が広がり、敷地南側にたつ電柱に対しても配慮が必要である。そこで、視界をコントロールするために、思い切って建物をウッドデッキで取り囲む案を思いついた。ウッドデッキに設ける植栽を外部との緩衝帯として利用する。建物と独立して設けられたデッキは、駐車/駐輪場の雨除けとしても機能する。建物を前面道路に対して傾けて配置し、南北に奥行きを深くする事で、墓地への視界を制限し、眺望は北東から南東側に期待する。この角度では、将来北側に住宅が建設されても邪魔される事なく眺望を楽しめる。
建物をコンパクトにするため、屋内居室の広さはかなり制限されている。“狭さ”を感じさせない工夫として、天井高さと空間の間仕切り方にこだわった。2階LDKへは洗面ホールを介してアクセスするが、洗面ホールとLDKの間には壁がなく、洗面ホール階をLDK階から800mm下げる事により緩やかに空間を分節した。洗面ホールに設けられた窓はLDKからの視線を下方にコントロールし、眺望を制限しつつ西側デッキの植栽を楽しむ事ができる。800mm下げられた洗面ホールと脱衣・洗濯・風呂の上部はロフトとなっており、寝室として利用できる。洗面階に設けられた納戸上部には天井裏収納を設けた。

家と庭が調和する家模型
家と庭が調和する家模型
家と庭が調和する家模型